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さゆりさんと家のはなし

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カフェやレストランで、間仕切りや壁のそばにいると、何となく居心地がよく、落ち着くことがあります。
最近、開放感が注目されて、キッチンやダイニングやリビングをワンフロアーにすることが多いのですが、実際生活をしてみると、間仕切りがあればと思うシーンがあります。
結局、家具を置いたり、間仕切りの建具を新設したりすることになります。


私が住まいを新築した時、要所に間仕切りを考えました。
我が家は、私達夫婦と高校生の長男と中学生の次男と三男がいます。
夕食の時間がまちまちで、夕方から深夜まで、ダイニングで食事をしています。
ダイニングとリビングとキッチンがワンフロアーにあることで、たとえ、一緒に夕食を取らなくても、会話を交わすことができます。

反面、あまり片付かない感じがします。
子ども達が長期の休暇に入ると、昼食もこんな状態になります。
しかし、壁を作ると、家族の会話も少なくなります。
そこで、工務店さんが勧めてくれたのが、格子の間仕切りです。
リビングから見て、ダイニングテーブルが見える位置にインテリア格子間仕切りを設置することにしました。
このインテリア格子は縦枠、縦格子が切断可能で、現場の天井高に合わせて施工することができます。


寝室にもこのインテリア格子を設置しました。
寝室は、
2つのベッドを置いても、まだ、広さに余裕があるので、御主人がパソコンをしたり、本を読んだりするための書斎コーナーを設けました。
東側の壁にアウトレットで購入した欅の
1枚板を加工して、机を作ってもらいました。
書斎コーナーと寝室を間仕切るため、このインテリア格子を用いました。
完全に書斎を個室にすることなく、格子で間仕切りをすることで、互いの自由度も保つことができます。
この曖昧さが家族のつながりに大きく貢献しています。

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私の友人は大学時代にずっと憧れていたスイスへ旅行に行きました。
帰国後、彼女が見せてくれた写真は、当然のことながら、観光地でのスナップ写真が多くありましたが、建物外観や内部や現地の人々の生活ぶりを何枚も写真に写していました。
やがて、その彼女が結婚し、住まいを建てることになりました。
スイスで見た民家や教会の写真を取り出し、御主人に住まいに対する思いを話したそうです。

最初、御主人はスイスの民家が日本に合うのかどうかと半信半疑でしたが、相談した工務店で、スイス漆喰の話を聞きました。
スイス漆喰を外壁に塗り、腰辺りの高さまで、自然石の雰囲気を持つ外壁用タイル張りにしました。
スイス漆喰は、強アルカリ性であるため、病原菌やカビが繁殖しませんし、化学物質も吸着してくれます。
空気中の二酸化炭素を吸ってくれ、時間が経つにしたがって、より強固になっていきます。
調湿作用もありますから、高温多湿の日本の風土にも最適です。

この白壁に木枠の窓と鎧戸と言うのが理想でしたが、雨が多い日本の気候を考えて、木枠風の樹脂サッシを採用しました。
窓には花台窓用の手摺をつけました。
スイスでは、ここに赤や白のゼラニウムを置きます。
そこで、彼女がずっと挿し木で増やしてきたローズゼラニウムの鉢を置くことにしました。
玄関アプローチにはテラコッタ風のタイルを敷き、周りにはレンガで作った花壇を何個か配置しました。

彼女が大好きなローズマリー、ミント、タイムなどのハーブや矢車草、デイジー、サクラソウなどの草花を植えて楽しんでいます。
この住まいを建てる時、全てはスイスの漆喰から始まりました。
思えば、漆喰というのは、日本でも昔から使われています。
外観だけでなく、内部も漆喰で仕上げてもらいました。
無垢のフローリングと漆喰の壁、彼女達の住まいは何にも代えがたい空間になりました。


リビングとダイニングとキッチンをワンフロアーに設置すると、家族が集まりやすい空間になります。
しかし、フラットだと、見渡しが良すぎると言うこともあります。
特に、キッチンやダイニングは、よりプライベートな部分ですから、手元が見えない方がいい場合も多々あります。


私の友人は、リビングとダイニングとキッチンをワンフロアーに
しましたが、リビングよりもダイニングとキッチンを3段ほど高くしました。
その上でリビング側のダイニング部分に、腰の高さ程度の食器棚を設置しました。
視界を遮ることはないので、開放感には影響がありませんが、ダイニングテーブルの上には視線が届きません。
彼女には、中学生の長男と高校生の長女がいます。
長女が中学に入学した頃から、家族の夕食の時間がずれるようになりました。

部活だったり、塾だったり、放課後も忙しくなりました。
ひどい時は、午後
8時過ぎに長男が部活を終えて、午後9時半過ぎに長女が塾を終えて帰宅します。
御主人は、残業で午後
11時前に帰宅します。つまり、午後8時過ぎに一番早く帰宅した長男と彼女が食事をして、午後11時半ごろに御主人の軽い夜食が住むまでの3時間半余り、ダイニングで順次食事をするわけです。

リビングとダイニングの間に壁や間仕切りがあると、家族が顔を合わせる時間も少なくなります。
だからと言って、完全にフラットでない方がそれぞれの空間の機能を十分に生かすことができます。
さらに、来客があった時でも、段差があることで、手元が見えないので、気兼ねなく、食事を取ることができます。
ダイニング側に普段使いの食器を収納があることで、食事の手伝いもしやすいし、簡単に誰もが出すことができます。
ワンフロアーにありながら、段差や低い間仕切りで、スペースを分けることで、より暮らしやすい空間になりました。

 

私の従妹が市内の桜の名所である小高い山の傾斜地に住まいを建てることになりました。
南側は広く開けていますが、北側は傾斜地のため、
1階部分はガレージにすることにしました。
2階部分には北側に納戸とウォークインクロゼットを設け、南側は子ども部屋と夫婦の寝室にしました。
3階には、市内を見下ろす眺望を最大限に活かすように、リビングとバスルームは南側に設け、北側にアイランドキッチンとそれに並んで、ダイニングテーブルを置きました。


北側の壁には、キッチンからダイニングに至る横長の窓をつけました。
本来なら、北側の壁には、収納を設ける所ですが、ある目的があって、アイランドキッチンと同じ高さに揃えて、窓の下だけに収納を設けました。
春になれば、この窓いっぱいに、桜が咲きます。
夏になれば木々の緑が揺れます。
秋には、紅葉が美しく映えます。
北の窓は、採光にはそんなに効果的な窓ではありませんが、どうしても、ここに横長の窓を設けたかったのは、このソメイヨシノの四季の姿を住まいに取り込みたいと思ったからです。
リビング側から南を見れば、市内を見下ろす開放的な眺望になります。
北側を見れば、内側が少し薄暗いお陰で、桜にスポットライトが当たったようになり、まるで、
1枚の絵のように見えます。
傾斜地と言うことで、不利な面もあります。
しかし、市内の真ん中で、これだけの桜を独り占めすることができます。


私が彼女の住まいを訪れたのは、夏の暑い日でした。
北側の階段から入ると、すぐ、
3階への階段があります。
玄関ホールからリビングへ入ると、ベランダへつながるはき出し窓が開けられていました。
緑の匂いがする風が通り抜け、リビングは空につながっていくような開放感です。
市内中心部から自動車で
10分弱の距離で、この緑、セミの声、羨ましい住まいです。

5年前の夏、山口県湯本温泉に行きました。
大きな窓からゆったりと渓流を望む大浴場がありましたが、外にもう
1つ、渓流だけでなく、対岸の山々を望む露天風呂がありました。
心身共に癒されたことを覚えています。
温泉に限りませんが、お風呂というのは、
1日の疲れを取り、明日への活力へつなげていく大切な場所です。
最近では、シャワーだけで済ませる若者もいますが、疲労回復、血行促進、リラックス効果など効用も多くあります。
自宅に露天風呂を作ると言うことは現実的ではありませんが、何か工夫はできないものでしょうか。


私の兄は当直もあり、日勤もあり、時間も不規則になる激務です。

帰宅した時に、ゆっくりとお風呂に入って疲れを取りたいと思っています。
今までは、マンションの
13階でしたので、大きな窓から見える眺望と開放感は抜群でした。
今回、住まいを新築することになり、中庭を作りました。
中庭を挟んで、東側にはバスルームを設け、中庭側をはき出し窓にしました。
中庭には、祖父の住まいにあった寒椿とイロハモミジを植え、自然石と石灯篭組をみ合わせました。

子どもの頃、祖父の家に泊ると、離れの五右衛門風呂に入ります。
厳冬の頃には、すりガラス越しに寒椿の赤が見えました。
必ず、窓を開けて、背伸びをして、祖父と兄と眺めたものでした。
兄もそのことを覚えていたのでしょう。
祖母があの寒椿の種から育てた木をもらいました。
隣家もありますが、中庭ということで、プライバシーも守ることができます。
バスルームでも使えるオーディオを持ちこんで、クラッシック音楽や瞑想用のヒーリング・ミュージックを聴きながら、ライトアップした中庭を眺めます。


中庭側にははき出し窓を設置しましたので、湿気がこもることなく、カビの発生も防ぐことができます。
快適なバスルームになりました。

先日、私は、新築した友人の住まいを訪れました。
彼女は、とにかく、束縛されることが嫌いで、いつも両手を天に向かって広げて、生きているような性格です。
住まいにしても、優先したのが、開放感です。
この開放感を得るために、窓の設置に工夫しています。


例えば、キッチンです。
キッチンは対面式のキッチンを設置しました。
そのキッチンの隣に並んで、ダイニングテーブルを置きました。
その後ろの壁になる部分には、普通、収納を設けます。
しかし、壁面収納は、対面式のキッチンカウンターと同じ高さまでにし、その上部分に横に長く、大きな窓を設置しました。
窓の前には、奥行きの浅い棚を設け、棚板を強化ガラスにしました。
そこに普段使いのお気に入りの食器やデザインの素敵な調理道具などを収納でなく、ディスプレーしています。

窓の向こうには、庭がありますが、隣家との境界には、耐侯性のある木粉入りの樹脂製のフェンスを巡らせています。
その前の庭にはエゴの木を中心に、アセビ、オリーブ、キンモクセイなどを植えています。
広い窓からはこれらの木々の緑が見えます。
団地の一角なのに、雑木林の中に住まいを建てているような感覚になります。


このキッチンを実現するためには、
1つの大きな課題があったそうです。
それは、収納を少なくした分、食器や調理道具などをセレクトしなくてはなりませんでした。
もともと、シンプルな生活をしていましたが、自分たちの生活を見直すと、まだまだ無駄なものがありました。
さらに、無駄なものを整理して、お気に入りのものをディスプレーして、素敵な空間を創り上げていくことが大切です。

住まいは、工務店さんから引き渡しがあった時点で完成したのでなく、その時点で、住まいの土台ができ上がり、そこからがスタートです。
住まいを我が家にしていくプロセスが始まります。

私の住む都市を代表する東西と南北を貫く2つのメインストリートに面した角の空き地は1030㎡あります。
最初はテナントビルを建てる計画でしたが、リーマンショック以降、経済が停滞して、計画は頓挫してしまいました。
それが動き出したのは、昨年の秋のことです。
地上
19階建のマンションが計画されました。

ここの土地が角地ということで、無駄のないように、角地部分が扇形になっています。
この扇形の部屋の特徴は、何と言っても、リビングダイニングの曲線の窓です。
ホテルの最上階のラウンジやレストランにいるような錯覚にとらわれます。
オーシャンビューで水平線まで見える景色も素晴らしいですし、緑深い木々に囲まれる景色も捨てがたいですが、私は最近、都会のさまざまな建物が見える景色も素敵だと思うようになりました。
夜景はまた格別です。


私の友人は、このマンションの
10階の角部屋を購入しました。
オープンキッチンで料理をしていても、その前のダイニングテーブルで食事をしていても、天空に浮かんでいるような開放感を味わうことができます。
リビングのスペースに窓に向かって、ソファーを置くことにしました。
ここからの夜景は、都会がくれた絶景です。

夜景がより綺麗に見えるように、窓側の天井にダウンライトを設置しています。

このダウンライトで直下を照らすことで、窓への映り込みが防止できて、夜景を鮮明に見ることができます。
扇形のお陰で、娘さんの部屋も夫婦の寝室も窓が大きく、開放感があります。

マンションの資産価値は、何と言っても、アクセスの良さと価格です。
このマンション場合、アクセスの良さは抜群です。
そのアクセスの良さを手に入れるには、価格は格安です。
それだけで資産価値はあると思いますが、それ以上に眺望です。
扇形と言う変形のため、
3部屋全てが抜群の眺望であることは、捨てがたい価値だと思います。

私の父の友人は今から28年前に息子と郊外の団地に二世帯住宅を建てました。
二世帯住宅とはいえ、当時、
2組の夫婦ともに若くて元気でしたので、完全に独立型で、内部の階段で繋がっていました。
1階に友人夫婦、2階に息子夫婦で、直接、外部階段で2階の玄関に行くことができるので、音や気配を感じても、姿を見ないと言う日が多かったそうです。
それでも、息子夫婦に
2人の息子が生まれると、共働きのため、育児を手伝うことで、それぞれの行き帰がありました。
そんな時期が一番幸せだったと言います。

孫息子が中学生になる頃から、だんだん、互いの行き帰が少なくなり、やがて、互いにプライバシーを守るという名目で、階段にも戸が付けられ、内側から鍵がかけられるようになったそうです。
郊外の団地で、高齢になった知人夫婦が住むことに不自由を感じるようになったきっかけが、自動車運転免許の返納と奥様の発病でした。
市内の大学病院へバスで
1時間もかけて通うのが体力的に無理になり、市内にマンションを借りることにしました。
3年後、そのマンションで奥様は亡くなり、現在、妹さんが色々助けてくれる中で、知人は1人暮らしをしています。


住まいの形が全てとは言いませんが、完全に独立型の二世帯住宅というのは、理論上は成立しますが、現実的ではありません。
確かに、相互間のトラブルは格段に減りますが、互いの交流、思いやり、情報共有もまた、格段に減ります。
互いに共有部分をつくることで、
交流が生まれ、かけがえのない家族が生まれていきます。
二世帯住宅はこれからの超高齢社会を考える上で最高の住まいの形だと考えられていますが、二世帯住宅と言う形に、時間と情の共有が加わることで、家族が生まれていくということを忘れてはいけません。
それなくしては、単なる集合住宅に化してしまいます。

私の友人は、夫婦ともに土日に仕事があり、平日もなかなかまとまった休日をとることができません。
そんな彼女たちですが、
1年以内に住まいを建てたいと考えています。
しかし、住宅展示場も時間内には行くことができず、困っていたところ、お客さんから耳よりの情報を得ることができました。
私の町のある工務店さんは、共働きの忙しい夫婦のため、住宅展示場のモデルハウスで宿泊体験を実施し、施主さんの協力で、完成した物件を引き渡すまでの数日に限り、午後
8時までの見学会を実施しているそうです。
この見学会の情報は、事前に見学希望の登録をしていると、メールで連絡してくれるそうです。


彼女達は早速見学希望の登録をし、ここ
2ヶ月の間に、実際に工務店さんが建てた住まいを3件見学することができました。
やはり、見学することで、実際に自分の住まいを想像しやすくなり、計画が着実に具体化していくようになったそうです。
今年は早めの夏休みを
2人で合わせてとり、この工務店さんのモデルハウス3件の宿泊体験もしました。
それらの体験から、自分たちの住まいへの希望が明確になってきました。

お陰で、キッチン・トイレ、バス、窓、ドアなどの建具、フローリングの樹種など集中して、ショールームを見学したり、インターネットなどで情報を得たりして、勉強することができました。
住まいを新築する時、どんなに良心的な工務店さんと言っても、全てを任せきりにはしたくないのですが、ほとんどの場合、こちらは素人ですから、何から手をつけていいのかも、分からないのが現状です。
何かを学ぶ時、まず総論で、全体像と目標を明確にしてから、各論を学ぶことで、体系的な知識を得ることができます。
住まいを考える時、漠然とモデルハウスを見ることで、全体像をつかみ、具体的な各論に進んでいくことで、比較的、短時間で住まいのことを学ぶことができました。

先日、私は素敵な兄弟に出会いました。
私がよく行く県内の特産品を集めたふれあいプラザで、自分たちが作った有機野菜を販売していました。
彼らは両親と共に関東から我が県の真ん中に位置している台地に移住してきたそうです。
この台地は、昔から農業が盛んですが、農家の高齢化などで、空き家や放棄された農地が増えてきました。
地域が衰退していくのを防ぐために、町では空き家バンクを設け、登録してもらい、移住し、農業をしたい人に賃貸や売買の情報提供をしたり、空き家の改修に
30万円を上限に補助したりしているそうです。

空き家バンクの中には、民家と共に、田畑や納屋や原野がついているものもあります。
温暖な気候と地域のバックアップ体制が充実しているので、移住を決意したそうです。
父親がいつかは農業をしたいと思っていましたが、息子たちが大学で農学部へ進学した頃には、家族の夢になりました。
それでも、何もかも
0からなので、不安ばかりでしたが、農業後継者育成確保事業もあり、色々助けてもらえるので、決心したそうです。


住まいは、築
18年で、比較的丁寧に作られていました。
6畳のキッチンとダイニングは独立型でしたが、隣の6畳と4畳半の和室2部屋の建具を外して、ワンフロアーにしました。
床には、県内産の杉を使うことで、さらに、県から補助がでます。
この部屋の隣の和室
2部屋は、1部屋は和室で両親の居室に、もう1つは洋室にして、両親の寝室にしました。
2階の南側の広縁は、そのまま残し、蘭などの越冬のためのスペースにしました。
2部屋は洋室にして、2人の兄弟のプライベートルームにしました。
もう
1部屋も洋室にし、壁に棚を作りつけ、納戸にしました。
空き家が再生されるだけでなく、家族それぞれの人生が再構築され、地域も活性化していきます。


都会で暮らしたい人もいますが、田舎で暮らしたい人もいます。
限界集落からの脱却のヒントです。

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